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水害対策の工事は必要?水の脅威と施工するメリット・デメリット

2022年11月17日

最近、よく目にするようになった水害対策の工事、自分には関係のない話と思う人は多いでしょう。

水害は、日本に住んでいるのであれば、どのエリアでも起こりうる可能性が高い話です。

そこで今回は、水の怖さや水害の種類、水害対策の工事の必要性などについて詳しく解説します。

水害対策の工事は必要?水の脅威と施工するメリット・デメリット

水害対策の工事は必要?水の脅威とは

人生の中で水害を体験したという人は、数十人に一人の割合でしょう。
しかし、テレビやメディアなども含めて、水害を目にした経験は、ほとんどの人が当てはまります。

身近な水害といえば、世界中に大きな衝撃を与えた20011年3月11日発生の東日本大震災です。
地震は海底の深さ約24キロの場所を震源としたため、海から離れたエリアの二階建て住宅を簡単に飲み込むほどの大きな津波が発生しました。

当時は、毎日のように津波被害のニュースが流れていたので、ショックと衝撃でいっぱいでした。

津波は一度ではなく何度も繰り返し起きたため、何万人という人の命を奪い、現在も行方不明者が多数見つかっていません。

水は少しなら力が弱いのですが、量が増えると大きな力に変わり簡単に命を奪ってしまいます。

年に何度か起こる地震や大雨警報は、他人事ではなく身近に起こる可能性があるニュースとして注意しなくてはいけません。

対策工事の前にチェック!水害の種類

私達の暮らしの中には、さまざまな水害があるのをご存知ですか?
どういった種類があるのか、特徴と一緒にチェックしていきましょう。

洪水

洪水は大雨や台風、雪解けによって川の水が増えることをいいます。
川の水は一定量を保っているのですが、一定以上に増えると洪水といい、堤防以上に増えると氾濫といいます。

河川氾濫は、大きく分けると「外水氾濫」と「内水氾濫」の二種類あり、それぞれ特徴が違います。

外水氾濫

外水氾濫は、川の水が増えたことにより堤防が決壊して住宅地に流れ込むことをいいます。
川からの水が一気に流れて、川底にある砂や泥も水と一緒に街へ移動するため、元通りに片付けるまで時間がかかります。

内水氾濫

内水氾濫は、川などの水辺のない内陸部で発生する水害です。

例えば、大雨によって道路脇にある排水溝やマンホール下の下水道の水が溢れてしまい、街中で氾濫することをいいます。

内水氾濫はいつ起こるかわからず、たった数時間の大雨だけで人命救助が必要になるほど水が溢れかえってしまうケースも珍しくありません。

津波

津波は地震によって海底の地穀変動が起こったことで海の水全体が動き、海水が大きな波として引き起こることをいいます。

地震と津波は切り離せない関係で、震源地や震源地の深さによって発生の有無が変わってきます。

高潮

高潮は、波と海の水位が高まる現象をいいます。

風の強い日や台風発生時に「高潮に注意してください」とニュースで流れるのをよく見かけませんか?

高潮は低気圧が強いと起こりやすいため、海に近づくのは大変危険です。

波浪

波浪は、風が海面上に吹くときに発生する現象をいいます。
他にも、風がないけど別のエリアで発生した波浪が伝わって、うねりを引き起こすケースもあります。

高潮と同じく、台風や風の強い日に波浪警報が流れるため、海に近づくのは絶対に避けましょう。

水害対策の工事をするメリット・デメリット

水と無縁のエリアでも、もしかすると水害に遭う可能性があります。
対策工事をしておくことで、床下や床上浸水の影響を抑えられるので、施工前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

水害対策工事のメリット

・突然の災害も安心して暮らせる
・水害被害を最小限に抑えられる
・水害によるカビの発生がない
・日当たりが良くなる

工事をすることで、今後起こる可能性が高い水害から住宅を守れます。
万が一、水害に遭ったとしても原状復帰まで短期間で終わるため、コストも労力も最小限に抑えられるでしょう。

また、水害対策工事で盛土や基礎を高くすることで、日当たりが今よりも良くなります。
日当たりの悪い環境の土地に住んでいる人にとって、メリットは大きいです。

水害対策工事のデメリット

・費用がかかる
・業者によって施工方法が違う
・住宅建築時は制約が多い

対策工事は種類によりますが、100万円以上の費用がかかります。

また、業者によって施工の種類や提案が違うため、施工したのに水害被害に遭ってしまうケースもあるでしょう。
工事するときは、知識と経験豊富な業者選びが欠かせません。

新築住宅に水害対策をするときは、窓の高さやドアの種類などいくつか制約があります。
自分好みの住宅づくりができないのも、デメリットの一つでしょう。

水害対策の工事で有効的なのは?

水害対策の工事は、いくつかあります。

・盛土によって基礎を高くして建築する
・床を高くした高床構造
・水から守るために住宅を防水の壁で囲む
・水害を受ける高さまで建物自体を防水する

低コストを望むなら、防水性の高い外壁や玄関ドアを選ぶことです。
水害被害に効果的なのは、壁で囲んだり基礎を高くする工事をしたりする方法です。

工事をするときは、ハザードマップで水害対策をどこまで行うべきかチェックしたり、業者のアドバイスにしっかり耳を傾けたりと、自分にとって有効的な施工を考えましょう。

まとめ

近くに川や海といった水のないエリアは、大雨が降ったり地震が発生したりしても水害被害の影響はほとんど受けないと思われがちです。

しかし、洪水は川からの被害だけではなく排水溝や下水道の機能によって発生する可能性があります。

水害被害は、全くないとは言い切れないため、今住んでいるエリアの水害について、よく考えましょう。